大切な貴重品を安全に保管できる「貸金庫」。でも、どの銀行の貸金庫を選べばいいのか、料金はどれくらいかかるのか、気になりますよね。
預金通帳、権利書、金塊(?)や宝石類など、大切なものを安全に保管しておきたいという方も多いのではないでしょうか。
今回は、銀行の貸金庫の料金を比較しながら、選ぶポイントを初めての人にもわかりやすく解説していきます!
銀行の貸金庫ってどんなもの?
銀行の貸金庫とは、銀行が提供する個人向けの貴重品保管サービスのことです。鍵や暗証番号で管理されており、災害や盗難のリスクから大切な財産を守ることができます。
貸金庫に預けられるもの
貸金庫には、次のような大切なものを保管するのが一般的です。
- 実印や印鑑登録証
- 土地や住宅の権利書
- 宝石や貴金属
- 株券や有価証券
- 重要な契約書
- 高額な現金(※銀行によっては預け入れ不可の場合も)
ご自宅で保管すると盗難や災害のリスクがあるものも、貸金庫なら安心して保管できますね。
貸金庫の料金相場はどれくらい?
貸金庫の料金は銀行ごとに異なりますが、主に以下のような基準で決まります。
1. サイズによる違い
貸金庫のサイズが大きくなるほど料金が高くなります。
- 小型(通帳や印鑑向け):年間約1万円〜2万円
- 中型(書類や貴金属向け):年間約2万円〜3万円
- 大型(美術品や大量の貴重品向け):年間3万円以上
2. 銀行ごとの料金比較
銀行ごとの貸金庫料金の目安を見てみましょう。
銀行名 | 小型 | 中型 | 大型 |
三菱UFJ銀行 | 約11,000円 | 約22,000円 | 約33,000円〜 |
三井住友銀行 | 約12,000円 | 約25,000円 | 約35,000円〜 |
みずほ銀行 | 約10,000円 | 約20,000円 | 約30,000円〜 |
地方銀行 | 約8,000円〜 | 約18,000円 | 約28,000円〜 |
都市銀行と地方銀行では料金が異なることもあります。都市銀行は利便性が高いですが、その分料金が高め。地方銀行は比較的安価に利用できることが多いです。
貸金庫を選ぶときにチェックすべきポイント
貸金庫は単に「料金が安いから」という理由だけで選ぶのは危険です。なぜなら、保管するのはとても大切な貴重品や重要書類だからです。
貸金庫を選ぶときに、以下のポイントをしっかりチェックしましょう。
1. セキュリティの高さ(最重要ポイント!)
貸金庫は、銀行ごとにセキュリティレベルが異なります。自宅の金庫と違い、銀行の貸金庫はセキュリティが厳重ですが、それでも種類によって安全性に差があります。選ぶときに確認すべき主なポイントを詳しく解説します。
(1)鍵の種類とセキュリティ方式をチェック!
貸金庫には大きく分けて、以下の3つのタイプがあります。
① 従来型の「鍵式貸金庫」
- 物理的な鍵を使って開閉するタイプ
- 伝統的な仕組みで、シンプルな操作性
- デメリット:鍵を紛失すると開けられなくなるリスク
② 「暗証番号式貸金庫」
- 鍵の代わりに暗証番号を入力して開閉
- 鍵を持ち歩かなくていいので、紛失のリスクが少ない
- デメリット:暗証番号を忘れると利用できない
③ 「生体認証付き貸金庫」(最新型)
- 指紋認証や静脈認証など、本人確認が厳重なタイプ
- 鍵や暗証番号が不要で、盗難リスクが低い
- デメリット:導入している銀行がまだ少なく、料金が高め
できるだけ安全な貸金庫を選ぶなら、「暗証番号式」や「生体認証付き」がおすすめです。
(2)貸金庫室への入室管理
貸金庫を利用するとき、銀行の貸金庫室に入る必要があります。その際の入室管理もチェックポイントです。
- 監視カメラの設置があるか?(不審者対策)
- 入室時に本人確認が必要か?(口座や身分証の提示が必要かどうか)
- 貸金庫の扉が複数のセキュリティで守られているか?(二重ロックなど)
特に、最新の貸金庫は、ICカード・暗証番号・生体認証の組み合わせで入室管理が厳重になっているので、安全性の高い銀行を選ぶと良いですね。
(3)銀行の耐震・防犯対策
銀行の建物自体がしっかりとした耐震・防犯対策をしているかも重要です。
- 耐火性能:万が一の火災でも内部の温度を上げない設計か?
- 耐震性能:地震で揺れても貸金庫が壊れたり扉が開かないようになっているか?
- 防犯対策:盗難防止のための警備システムが整っているか?
一般的に、大手銀行や最新の貸金庫設備がある銀行ほど、耐火・耐震・防犯対策が充実しています。
2. 銀行の立地と営業時間
貸金庫は「必要なときにすぐ利用できるか?」も重要なポイントです。
チェックすべきポイント
- 自宅や職場の近くにあるか?(急に利用したいときに不便でないか)
- 銀行の営業時間内しか利用できないか?(土日・夜間は使えないケースが多い)
- 予約が必要な銀行もあるので事前確認!
頻繁に利用する可能性があるなら、アクセスしやすい銀行の貸金庫を選ぶのがベストです。
3. 貸金庫のサイズと料金
貸金庫の料金はサイズによって異なります。
料金とサイズの目安を見てみましょう。
サイズ | 料金相場(年間) | 収納できるもの |
小型 | 10,000円〜20,000円 | 印鑑・通帳・小さな貴重品 |
中型 | 20,000円〜30,000円 | 契約書・権利書・宝石 |
大型 | 30,000円以上 | 絵画・美術品・大量の貴重品 |
「何を保管するのか?」を考えて、無駄に大きなサイズを選ばないようにしましょう。
4. 利用条件や手数料を確認する
銀行によっては、貸金庫の利用に特定の条件がある場合があります。
- 口座開設が必須な場合がある(利用する銀行に口座を作る必要がある)
- 初回登録料や解約手数料がかかることも
- 支払い方法が年払いのみか、月払いも可能か?
貸金庫の契約は長期間になることが多いので、費用や条件をしっかり確認してから契約しましょう。
まとめ:貸金庫を選ぶときのチェックポイント
貸金庫を選ぶときは、以下のポイントをしっかり確認しましょう。
✅ セキュリティの高さ(鍵の種類・入室管理・防犯対策)
✅ 銀行の立地と営業時間(アクセスしやすいか、利用時間の制限は?)
✅ サイズと料金(必要なサイズを選んで無駄な出費を避ける)
✅ 利用条件や手数料(口座開設が必要か、追加費用はあるか)
特に「セキュリティの高さ」は最も重要なポイント!貸金庫の種類や銀行の防犯対策をしっかりチェックして、大切な財産を守る最適な貸金庫を選びましょう。
ぜひ、今回の情報を参考に、安全で便利な貸金庫を選んでみてくださいね! 😊