国際線を予約するときに「パスポート番号は必要?」と疑問に思う人も多いでしょう。結論から言うと、航空会社や渡航先によりますが、予約時点では不要な場合が多く、チェックイン時までに登録すればOK というケースが一般的です。
では、なぜパスポート番号の入力が求められる場合があるのか、どのタイミングで必要なのか、詳しく見ていきましょう!
パスポート番号が予約時に必要なケース
国際線の予約時にパスポート番号を求められるケースは、以下のような場合です。
- 一部の航空会社のルール
航空会社によっては、予約の際にパスポート情報の入力が必須となる場合があります。特にオンラインチェックインをスムーズに進めるため、事前に入力を求める航空会社もあります。 - 特定の国の入国規制
渡航先によっては、事前にパスポート情報を登録することが義務付けられていることがあります。例えば、アメリカ(ESTA)や中国(ビザ申請)など、渡航前の認証が必要な国では、パスポート情報を航空会社へ事前提出するケースがあります。 - API(渡航者情報の事前登録)が必要な場合
多くの国では「API(Advance Passenger Information)」と呼ばれる渡航者情報を事前に登録する必要があります。これは、入国審査をスムーズに行うために導入されており、航空会社が事前にパスポート情報を提出する仕組みです。
予約時にパスポート番号が不要な場合
国際線を予約するとき、パスポート番号を入力する必要がないケースも多くあります。では、どのような場合に不要なのか、具体的な理由や背景を詳しく見ていきましょう!
① 航空会社が予約時のパスポート情報を求めていない場合
航空会社によっては、予約の時点ではパスポート番号の入力を必須としていないところもあります。
なぜ不要なのか?
- パスポート番号は、実際の搭乗手続き(チェックイン時)に確認すれば十分だから。
- 航空会社によっては、搭乗者の本人確認よりも座席の確保を優先しているため、予約時の詳細情報を省略できる。
例えば、日本の大手航空会社である ANAやJALの国際線では、予約時にパスポート番号の入力を求められないことが多い ですが、チェックイン時までに登録すれば問題ありません。
② 旅行代理店やツアー会社を通じて予約する場合
HIS、JTB、楽天トラベルなどの旅行代理店やツアー会社を利用する場合、予約時にパスポート番号の入力が不要なことがあります。
なぜ不要なのか?
- 旅行代理店がまとめて航空券を手配し、後で一括してパスポート情報を登録するため。
- ツアーの場合、ホテルや観光プランがセットになっており、航空会社と直接やり取りするのは後になることが多いため。
ただし、渡航先の国によっては事前にパスポート情報を提出しなければならない場合もあるため、旅行会社から後日、パスポート情報の提出を求められることがあります。
③ 予約後にパスポートを取得予定の場合
パスポートをまだ取得していない場合でも、国際線の予約は可能です。
なぜ不要なのか?
- 航空券の予約とパスポートの取得は別の手続きであり、予約時点では個人情報(氏名や生年月日など)があれば十分だから。
- 特に初めて海外旅行をする人の場合、航空券を予約してからパスポートを申請することが多いため、予約時にパスポート番号の入力が必須だと困る人が増えるため。
この場合、パスポートが発行された後に、航空会社のマイページやチェックイン時に登録すればOK です。ただし、航空券の氏名がパスポートと一致している必要があるため、予約時に間違えないようにしましょう。
④ 一部の国ではパスポート情報を事前登録しなくても入国可能な場合
国によっては、API(渡航者情報の事前登録)が不要で、チェックイン時にパスポートを提示すれば問題ない場合があります。
なぜ不要なのか?
- 日本と友好関係の深い国や、ビザが不要な国(例えば韓国、台湾、タイなど)では、パスポート情報の事前登録が義務付けられていないことが多いため。
- 航空会社がチェックイン時に直接パスポートを確認できるため、予約時点での登録が不要になる。
例えば、日本から韓国に行く場合、予約時にパスポート番号の入力を求められないことが多いですが、チェックイン時には必要になります。
⑤ 変更・キャンセル可能な航空券を予約する場合
柔軟に変更やキャンセルができる航空券を予約する場合、パスポート番号の入力が不要なことがあります。
なぜ不要なのか?
- 予約時点では搭乗者の情報を完全に確定させる必要がないため。
- 航空券の変更が可能な場合、パスポートの番号が変わる可能性もある(例えば、パスポートを更新した場合など)。
特に、ビジネスクラスやファーストクラスの航空券、フレキシブルチケット(変更可能な航空券)では、予約時にパスポート情報を入力しなくてもOKなことが多い です。
⑥ マイレージ会員や事前登録済みの乗客の場合
航空会社のマイレージ会員(JALマイレージバンク、ANAマイレージクラブなど)に登録している場合、予約時にパスポート番号の入力が省略されることがあります。
なぜ不要なのか?
- すでにマイレージ会員情報にパスポート番号が登録されており、自動的に適用されるため。
- 過去に同じ航空会社を利用したことがある場合、前回のパスポート情報が引き継がれる場合があるため。
ただし、パスポートを更新して番号が変わった場合は、事前に情報を更新しておく必要があります!
パスポート番号の入力タイミングはいつ?
予約時に不要だった場合でも、必ずチェックインまでにパスポート情報を登録する必要があります。登録のタイミングは以下の通りです。
- オンラインチェックイン時
出発の24~48時間前からオンラインチェックインが可能な航空会社が多く、その際にパスポート情報を入力するよう求められます。 - 空港のチェックインカウンターで登録
オンラインで登録しなかった場合、空港のチェックインカウンターでパスポートを提示し、その場で情報を登録してもらうことができます。 - 航空会社のマイページで事前登録
航空会社によっては、予約後にマイページからパスポート情報を登録できるようになっている場合があります。
まとめ
国際線の予約時にパスポート番号が必要かどうかは、航空会社や渡航先によって異なります。
必要な場合
- 一部の航空会社では予約時に必須
- 渡航先の国の規制により事前登録が必要(例:アメリカ、中国など)
- API(渡航者情報の事前登録)が求められる国への渡航
主に不要な場合
- 日本の航空会社(ANA・JALなど)の国際線予約
- 予約変更が可能な航空券
- 旅行代理店を通じた予約
パスポート情報の登録タイミング
- オンラインチェックイン時(出発24~48時間前)
- 空港のチェックインカウンターで登録
- 航空会社のマイページで事前登録可能な場合も
「予約時にパスポート番号を入力し忘れた!」と焦る必要はありませんが、渡航先のルールや航空会社の規定を事前に確認して、スムーズに旅行を楽しみましょう!