降水量6mm~8mmとはどの程度?屋外活動への影響を検証!

(本ページにはプロモーションが含まれています)

豆知識

降水量が6mmを超えると雨の強さはかなりのものになり、風が伴えば傘をさしていても濡れてしまうことがあります。フィールドスポーツでは、水たまりができて中止となるケースも珍しくありません。

気象庁では、10mm~20mmの降水量を「やや強い雨」と表現しますが、8mmの雨はその手前に位置し、雨音で話し声が聞こえにくくなるほどです。

本記事では、6mm、7mm、8mmの降水量を動画や数値で説明し、その強さをイメージしやすく解説します。また、釣りやキャンプなど野外アクティビティにおける快適性や実施可能性についても、一覧表にまとめました。

降水量6mmはどんな雨?具体例と数値で解説

降水量6mmの雨は、傘をさしていても体が濡れてしまうようなレベルです。外出する際には雨具をしっかりと準備したいところです。

特徴

  • 傘を使っても、車の乗り降りで濡れる可能性が高い。
  • 車のワイパーを通常の速度で使用しないと視界が悪くなる。
  • レインコートやレインブーツが必須となる。

降水量6mmを具体的にイメージ

  • 1平方メートルの範囲に、1時間で6ℓ(6000㎤)の雨が降る。
  • 人が直立していると(50cm×50cmの範囲)30分で750mlの雨が頭上に降る。これは缶コーヒーのロング缶約3本分に相当します。

このレベルの雨では、サッカーのようなスポーツは可能ですが、フィールドがぬかるみ、泥だらけになる覚悟が必要です。ゴルフも雨対策をした上で行うことはできますが、スコアには影響が出るかもしれません。

降水量7mmとはどの程度?屋外での注意点を解説

降水量7mmともなると、傘を持っていても外出がためらわれる雨の強さになります。
特に風が伴う場合には、全身が濡れるのを避けるのは難しく、手荷物が濡れるリスクも高まります。

特徴

  • 風を伴う場合、傘では濡れるのを防ぎきれない。
  • 手荷物や服が濡れるため、公共交通機関やタクシーの利用が望ましい。
  • 雨宿りをしながら移動することを検討したいレベル。

降水量7mmを数値化

  • 1平方メートルに降る雨量:7000㎤(7ℓ)
  • 直立した人(50cm×50cmの範囲)に30分で降る雨量:875ml(缶コーヒーのロング缶約3.5本分)

この降水量では、野外での快適な活動はほとんど不可能です。頑張れば行えなくはないものの、野球やサッカーではフィールドがぬかるみ、競技に支障が出るレベルです。また、降水量7mmが雪に変わる場合、1時間で約7cmの積雪となります。

降水量8mmとはどの程度?交通機関や日常生活への影響を検証

降水量8mmの雨は、日常生活において強い影響を及ぼす可能性があります。ただし、公共交通機関には基本的に大きな影響は出ません。

特徴

  • 自転車での移動はレインスーツ着用で可能ですが、水たまりの水しぶきには要注意。
  • 徒歩での外出では、傘に加えレインウェアの着用が必須。
  • 可能であればタクシーや公共交通機関の利用をおすすめします。

降水量8mmを具体的に数値化

  • 1平方メートルに降る水量:8000㎤(8ℓ)
  • 直立した人(50cm×50cmの範囲)に30分で降る雨量:1000ml(缶コーヒーのロング缶約4本分)

この雨量は、雪に変わると1時間で約8cmの積雪となります。関東地方など雪に弱い地域では、3時間降り続けば24cmの積雪となり、公共交通機関への影響も懸念されます。

降水量6mm~8mmによる野外アクティビティの影響と実施可否

降水量が6mm~8mmに達する雨では、快適に行える屋外活動はほぼありません。この範囲の雨は、傘やレインウェアを用いても濡れることを避けられないため、レジャー活動の実施には注意が必要です。

各アクティビティの実施可否一覧(5mm~9mm

アクティビティ 5mm 6mm 7mm 8mm 9mm
キャンプ × × × × ×
登山 × × × × ×
自転車 × × × × ×
ランニング × × × × ×
野球 × × × × ×
サッカー
ゴルフ × ×
釣り × × × × ×
サーフィン
ウインドサーフィン
SUP

この表から分かるように、6mm~8mmの雨量では、特定のフィールドスポーツを除き、多くのアクティビティが中止や実施困難となります。特に、グラウンド状況が大きく影響する野球やゴルフでは、泥や水たまりの対策が必要です。

一方、サーフィンやウインドサーフィンなど、雨の影響を受けにくいマリンスポーツは、雷や強風がない限り実施可能な場合が多いです。

降水量6mm~8mmで花火大会や野外ライブは中止になる?

降水量が6mm~8mmの雨では、基本的に花火大会や野外ライブが中止になることは少ないとされています。ただし、大雨警報や雷注意報などの気象条件が加わる場合、状況は変わります。

花火大会が中止となる条件

  • 1時間に40mm、または3時間に60mm以上の降雨が予測される場合。
  • 河川敷で開催される場合は、増水や浸水の危険性があるとき。

野外ライブの中止条件

  • 基本的に雨天決行だが、台風など強風を伴う場合は中止になることがある。
  • 公共交通機関が運休し、観客が会場に到着できない場合。

このように、降水量6mm~8mmの雨だけでは中止の判断には至らないことが多いですが、風や雷が伴う場合は安全確保の観点から中止される可能性があります。

降水量6mm~8mmの雨に風や雷が加わるとどうなる?

降水量6mm~8mmは、それだけでも外出をためらわせる雨の強さですが、これに風や雷が加わると、状況はさらに厳しくなります。

風が加わった場合の影響

  • 風速5m(時速約18km)になると、傘を差していても雨を完全に防ぐことが難しくなります。
  • 風速が1m増すごとに体感温度は1度下がるため、気化熱の影響でさらに寒く感じます。

雷を伴う場合のリスク

  • 屋外で雷が鳴ると非常に危険です。特に木の下や広いグラウンドは避け、屋内や車の中に退避しましょう。
  • 雷が伴う雨は、停電や設備への被害を引き起こす可能性があります。

風や雷が伴うと、傘やレインウェアだけでは対応しきれない状況になることが多いため、外出は極力控えるべきです。

降水量と降雨量の違いとは?

気象予報で耳にする「降水量」と「降雨量」という言葉ですが、基本的にはその意味に大きな違いはありません。ただし、細かい定義では以下のように区別されています。

  • 降水量
    大気から降る雨や雪、霧雨、みぞれ、雹(ひょう)など、すべての水分が地面にたまった深さをミリメートル(mm)で表したもの。
  • 降雨量
    雨のみを対象とした測定値。雪やみぞれは含まれません。

具体的には、1時間で20mmの雨が降れば、20mmという降水量が記録されます。気象庁の「アメダス」では、毎正時(例:10時)に、過去1時間分の降水量を観測値として示しています。これにより、短時間で強い雨が降った場合でも、降水量を正確に把握することが可能です。

降水量6mm~8mmの雨とその影響を振り返る

降水量6mm~8mmという雨は、非常に強く降っている印象を与えます。傘を差していても完全には濡れないことが難しいため、レインコートや防水対策が必要不可欠です。

屋外アクティビティに関しては、特にキャンプや登山などは快適さを確保することが難しく、多くの人にとって実施は推奨されません。フィールドスポーツでは、グラウンドがぬかるみ、泥だらけになることが予想されますが、条件次第では実施可能な場合もあります。

また、このレベルの雨では日常生活においても工夫が求められます。短時間の外出であれば傘やレインウェアで対処可能ですが、長時間の移動には公共交通機関の利用が便利です。
安全を確保しつつ、状況に応じた対応を心がけましょう

タイトルとURLをコピーしました